
富士フイルムメディカル株式会社(2025年度入社)
小林賢人さん
2024年度 大学院人間健康科学研究科 放射線科学域 博士前期課程 修了
Q1 入職の経緯を教えてください。
大学院で診療放射線技師としてアルバイトをしていた際、高品質な医療機器の提供が医療従事者の業務効率化や負担軽減に直結することを実感しました。そこで医療機器メーカーを中心に就職活動を行いました。
その中で富士フイルムメディカルに魅力を感じた理由は、業界トップレベルのAI技術と、CTやMRIなど多様な製品を組み合わせて、医療現場の幅広いニーズに応えられる点です。医療機器メーカーという立場から、機器の提供を通じて医療現場を支えたい──その強い思いを胸に、入職を決意しました。
Q2 業務内容を教えてください。
私はMRIのアプリケーションスペシャリストとして勤務しています。アプリケーションスペシャリストは、医療現場に最も近い立場で専門知識を活かし、製品の提案やサポートを行う重要な役割を担っています。
担当製品を深く理解したうえで、医療スタッフに的確かつ分かりやすい説明を行うことを心掛けています。営業活動の一環として機器のデモンストレーションを行うほか、導入後の取り扱い説明やトラブル対応、展示会でのブース対応なども担当しており、業務内容は多岐にわたります。
Q3 仕事のやりがいはどんなところにありますか。
アプリケーションスペシャリストは、機器の導入からアフターフォローまで医療従事者と幅広く関わります。その中で現場の困りごとやニーズを直接伺い、解決策を提案できる点に大きなやりがいがあります。
「画像がきれいになった」「検査がスムーズに行えるようになった」といった声をいただけることが励みです。また、チームで「どうすればより良い画像が撮れるか」を議論し、開発部門とも連携して装置改良に携われる点も、この仕事の醍醐味だと感じています。

Q4 企業就職を目指す人へメッセージ
この仕事には専門知識が求められるだけでなく、医療従事者としっかりコミュニケーションを取り、課題を共有・解決していく力が必要です。そのためには、進化を続ける最先端技術や知識を学び続ける姿勢と、相手の話を丁寧に聞いて課題の本質をつかむ力が欠かせません。
学生生活では、研究活動など熱中できることを見つけ、学びや試行錯誤を積み重ねることが大切です。また、多くの人と積極的に関わり、コミュニケーション力を磨くことも役立ちます。
就職活動では、企業によって社風や雰囲気は異なるため、説明会やインターンシップに早めから参加し、企業を知る機会を持つことをおすすめします。その中で自分に合った企業に出会えるはずです。皆さんの挑戦を心から応援しています。